私屋カヲルの『こどものじかん』というマンガが面白かったです

小学生と先生の恋なんていうとウワー・・・だけど百聞は一見に如かず

しかも作者も出版社も強気の悪ノリで、表紙やパラパラめくっただけではケシカラン漫画にしか見えないけど百聞は！

登場人物はスタートメンバーのまま、テコ入れ増員なしで大事にかかれています

みんな可愛いです

似た境遇がいっぱいあって共感もするし・・・

性的な成長を母親に嫌悪されたり、兄弟で愛情に差があったり、分かるな

私はパンツ事件を妙によく覚えている

食べ物の恨みならぬパンツの恨みだわ

今にして思えば、少しもセクシーでない、地味なパンツでした

面積は充分で、生地の透け度はゼロ、リボンやレースすらついていない色気のないパンツ

ただ、いつも履いていたワカメちゃんみたいなパンツと違って、ピッタリしていました

もちろん食い込む程ではなくて普通のピッタリねｗ

パッチワーク柄が可愛くていつになく熱心にねだって、根負けした母は渋々買ってくれました

ところが帰ってからも夜になっても「あんなパンツを欲しがっていやらしい」と言い続けるから、私はもう聞きたくなくてパンツを切って「これでもう履けないからいいでしょ」と言って捨てました

逆切れだと咎められたけど、そのパンツを履くたびに「いやらしい」と言われると思ったらもう履く気になれなかった

数年後、洗濯物の中に妹の紐パンを見付けて悲しかった

大人になってもセクシーなパンツを手に取る気になりません

ところが以前、母に「あんたもそろそろこういうの履けば」と大人向けの下着セットをプレゼントされました

子供にはまだ早いとかそろそろだとか、大人が管理するのは正しいと思うけど、いやらしいいやらしいいやらしいと呪詛のように言われたパンツはもう嫌なんだ

初潮が来た時ももみんなの前で「いやらしい」と激怒された
妹は知らぬ間に生理になっていた
ところが母だけは承知していて「皆には内緒にしててって言われたの」と・・・まるでドラマに出て来る母娘みたいだね
妹はいやらしくないんだね？

私は母が思うような早熟な子ではなくて無知で遅れていました
中２だというのに生理になった自覚すらなかった程
凄い剣幕で「いやらしい」と怒鳴る母に対して、何を言えばいいのかも分からずオロオロして、居合わせた従妹が母を鎮めてくれました

第一子は親にとっても初めての子育てだし色々と仕方ないですよね

一度も失敗せずに子供を成人させる親なんていないし、嫌な出来事だけ二つ書いてしまったけど、あたたかい思い出もあって普段は普通でした

妹が何でも許されていたわけでもなくて、夜遊びをしてビンタされていた頃もありました

保護者のくせに子供に依存して生きているキャラにもきょーかん・・・

私も猫の保護者でありながら猫に依存して猫にすがって生きています

猫とゆーのは妙に大人びていて包容力があるのです・・・

「人並み」という言葉を私はよく使うけど、同じ言葉を言うキャラがいてビックリしたり

そうそう！「子供」表記を貫いているのも良い！

言葉狩りも漢字狩りも大嫌いで、特に「子ども」という表記が嫌いで少しも慣れません！

「供」という漢字を外す事は、保護者としての責任を放棄しているようです

この子は私のお供ではありません、独立した一人の人間で私が責任を負うものではありません、て逃げてるみたい

あ、暗いマンガではありません

あくまでラブコメで明るいです

私は宝院先生みたいになりたい