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09月 06日 土曜, 2008年

ガルシア・マルケスの百年の孤独をやっと読み終えました
最近、読む速さが上がったと思うんだけど、これは進まなかったなぁ…!

世界の名著と誉高く、くちこみでは絶賛につぐ大絶賛です
どうやらすごい世界観、衝撃と圧倒が待ってるらしい!
読まずに終わっては人生損するとか

正直つまらなくて、悔しいです
時間を無駄にした事ではなくて、価値が分からなかった事が悔しいです
だってすごい褒めちぎられてるんだもんー
私も打ちのめされたかった!
茫然としたかったー(刺激に飢え)

褒めてる人達も、名前の分かりにくさ(先祖代々、同じ名前ばっか)と、中盤までのしんどさは言ってます
でも結末に辿り着くと、長いしんどさは昇華され、読み返したくなる衝撃が襲うらしい
だから堪えて最後まで来たのに、しんどいまま何にも襲われず、私はある意味ぼうぜん…(ガクッ)
何が衝撃だったのか不明です
かぶりまくりの名前問題は思ったより気になりません
話の流れで判別つきます

私が辛かったのは、絶え間なく事件が起こり続けるせいで、むしろ単調
もはや何が起こっても起伏にならない
(当然それを狙ってるんだろうけど)
まるでベルトコンベアーで事件が続々と運ばれ、即終了して流れます
どうでもいい事件もたくさん紛れていて、主要な事件もどうでもいい事件も、みんなどうでもよく通り過ぎて行きました
たしかに、まさにそれが人生ではある…

小説の世界に入るために、私は感情描写が欠かせません
それが簡素なのがまた辛い
みんな急に行動を変える理由が分かんない

翻訳も合わなかったです
いかにも翻訳しました感で、読み直さないと日本語にならない文が散見されました

きちんと確かめたわけじゃないけど、途中いくらか矛盾と書き違いに当たった気も…
ファンタジー上の矛盾ではなく、前に書いた設定を失念した的な矛盾
それあると冷めます
世界だった物語が、しょせん紙切れに戻る
魔法がとけて、世界が消えて、紙に戻った残念さ

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