あおいちゃんメールありがとう
かだんは無事、猫も無事です

大きいのはどれも縦揺れでしたよね
ずっと前に知人から横揺れはだいじょうぶで縦揺れは震災になると聞いていたから、怖かったです
余震は横揺れでした
縦揺れは椅子からお尻にズンズン伝わって来て、すぐに縦だと分かって、驚いたし怖かった
ここが震源地なのだと思ったら、遠くの東北が震源地
関東でこれだから東北は今頃…とゾッとしました
最初の地震は15時で空は明るかったけど、その後あんなに続くとは誰も思わないから、退社が許された時は日が落ちかかっていました
帰宅難民についてニュースになっていたけど、私も徒歩で帰りました
ネットで地図を見たら意外と単純な道のりだったんです
とはいえ遠い道のり、不用意に飛び出すわけにもいかず、目印になる地点など確認を済ませた時には完全に日が落ちていました
私は方向音痴です
もし、地図を外れてどこか分からない町に迷えば、交通機関は麻痺しているのだから、会社にも自宅にも帰れません

会社に泊まって朝を待つのが賢明だとは思ったけど、迷ったけれど結局出てしまいました
もし大震災が待っているなら、猫と離れて被災するわけにはいかない
道々、立て看板の地図に出くわす度に手元の地図と照らしながら進んだのに、関係ない町に入って一時間ぐるりと回って元いた町に戻りました
でもぐるりと回って戻っただけ幸いですよね…
そこで会社に引き返す事も思い付いたけど、引き返す道も分からないし、自宅を目指しました
しかし手元の地図の道順からは外れてしまいました
立て看板の地図だけを頼りにして目当ての国道に出ました
あとはひたすらひたすら道なりに進めば地元に着けるはずです
ところが手元の地図と異なる道順で辿り着いたため、右と左どっちが地元の方向か分からない
たぶんコッチ…と思ってひたすら進んだらハズレでした…
しかしコッチがハズレならアッチが正解で確定なんだから引き返せばいいだけだもんね…
道なりとはいえ、色んな道が悩ましい角度でかぶって来たり、紛らわしい目印がいくつも待ち構えていました
何より手元の地図はどこ行ったんだろう…
ずっと握っていたのに無意識に手離したらしいです…

しかしこうして無事に帰宅しました
旅と言っていい距離でしたよー
でも暗闇を一人で歩いている状態ではなかったです
ひしめく車のライトで歩道も煌々としていたし、周りには大勢の帰宅難民
皆こういう時こそ信号を大事にしていたし、至って落ち着いた行進でした
苛立ちをあらわにしてる人は見かけなかったです
数名いずれも男性で、信号無視、ベルを鳴らし続けてそこのけそこのけ自転車が通る、がいました
寝る前に窓から外を覗いたら、まだ難民らしき人々がまばらにはなったけど続いていましたね…