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11月 25日 月曜, 2024年
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07月 05日 土曜, 2008年
明るい活動家は太陽のように遠い存在
こちらからはふれないけど向こうの日射はこちらにふれて肌がひりひり
普通の人は地上
私がいるのは地中
地底人は、もぐらやミミズのように、時々穴がつながって出くわす事はあっても通りすぎるだけで、普段からよく知りあいません
それでも同じ穴のムジナならぬ、同じ地中の根暗で、根暗なりの希薄な連帯感と仲間意識があります
どんな連帯感かといえば「1人なのは自分だけじゃない、たくさんの1人がいる」とか、「隣の芝も枯れてるなぁ」とか
地底人は視力が退行していて、ほぼ見えません
代わりに振動や波動などに敏感で、地中で仲間の波動に変化があると察知します
地底人の波動はおおむね一定、変化があるとすれば下向き
まれに上向きがあった場合、仲間達は不穏な焦りを感じます
上向きの当人は地上へ穴を掘り進めます
地底人は行動・思考・健康が、波形と直結していて、軽率に従ってしまう
波が上へ振れば、導かれるまま上へ
でも地上に出ると、色彩や音の豊かさなど、ごくごく当り前の事に圧倒されて、戸惑います
穴を掘る事に月日を費やすあまり、情報処理能力が衰えてしまって、何も把握できず、おびえてしまうんです
後じさり、もぞもぞと地中へ戻っていく
そうして湿った土をひたすら掘りながら、ふにゃふにゃの皮膚の内側に無数の夢を泳がせる
というような事を、ベッドの中でもくもくと考えるわけ
空を見て、猫を抱きながら
あっついな今日も
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