みよちゃんのお父上の旅先の写真を見たら、甘酸っぱい冒険心が胸ににじんで、一日ぼんやり思い返してました
観光の写真ではなくて、それは確かに旅の写真
旅慣れた人の日常的な旅の写真、といった感じで…
きっと世界を家にして世界に暮らしてるんだ…なんて勝手に想像して、夢見心地になってました
今も異国の空の下を…と思うと、毎日いやいや同じ地下鉄をくぐり同じ会社に行き同じ家に帰り他に何もせず同じ愚痴たれてる自分って…
お金なんかいらない
貯金なんかいらない
大切な人なんかいない
私にすべてを捨てる事は簡単のはずなのに
すべて捨てて、言葉の問題なんか気にせず異国から異国へ
財産はポケットの日銭、洋服は2枚だけ代わる代わるに、冬はそこに上着を羽織るだけ
リュックの中には大切な猫が一匹住んでいるだけ
そんな事、誰もがすぐさま出来るはずなのに、それだけの勇気を持ってる人はなかなかいない

好きな場所へ行って好きな場所で生きたい
嫌気がさしたらまた好きな場所へ移って好きなだけ住みたい
愚痴なんか捨てて愛するものを愛したい

でも…私みたいな旅慣れどころか世慣れもしてない引きこもりには無謀かしら
わずかの日銭も大切な猫もあっという間に盗まれ、私自身さえ盗まれそう
内乱やテロに巻き込まれ…以前、自分探しをしてたら拉致されて生きたまま首を切られた青年いましたよね
お酒も飲めないから、言葉の代わりにノミニケーションも出来ないし
体力も筋肉もなくて、骨粗鬆症になりかかってる気もするし…
生まれ変わりたい